XAMPPコントロールパネルから行うApacheの初期設定

前回は、ローカルサーバーを立ち上げるにあたってXAMPP のインストールについて説明しました。

ここでは実際に、XAMPPのコントロールパネルからWebサーバーであるApache の設定を行っていきます。XAMPPだからといって個別にApache をインストールした場合と設定方法が大きく変わるわけではなく、httpd.confからディレクティブを追加・編集していく作業は同じです。

 

まずは、タスクバーの右下のアイコンもしくはアプリケーションメニューからXAMPPコントロールパネルを「管理者権限」で実行してください。管理者権限で起動するには、アイコンを右クリックして「管理者として実行」を選択します。

後述しますが、管理者権限で実行することでApache をサービスとして追加できるようになります。デフォルトインストールではサービスには追加されていない状態になっているので、再起動をかけてもApacheは停止した状態のままです。

 

XAMPPコントロールパネルが開いたら、Apache のコンフィグファイルである httpd.conf を開きます。「Config」をクリックすると開くファイルが選べるので、httpd.confを選んでください。

 

当サイトはApache 解説サイトではないので、ApacheでWebサイトが表示されるようにする最低限必要なディレクティブの編集を説明していきます。細かい設定までは言及していませんので、詳しく知りたい方は他のサイトをあたってください。

まずは、DocumentRootを設定します。このフォルダ以下に公開したいデータを格納します。デフォルトでは以下のようになっています。

DocumentRoot "C:/xampp/htdocs"

これをCドライブ直下に作成した home フォルダに変更します。

DocumentRoot "C:/home"

 

次に、Directoryディレクティブです。デフォルトでは以下のようになっています。

<Directory "C:/xampp/htdocs">
    Options Indexes FollowSymLinks Includes ExecCGI
    AllowOverride All
    Require all granted
</Directory>

これを以下のようにDocumentRoot と同じPATHに変更します。

<Directory "C:/home">
    Options Indexes FollowSymLinks Includes ExecCGI
    AllowOverride All
    Require all granted
</Directory>

 

複数サイトを管理することを前提として、VirtualHostディレクティブを設定していきます。

バ-チャルホストは、httpd-vhosts.confという専用のファイルが用意されています。httpd.conf に、バーチャルホストファイルを読み込む(インクルードする)以下の2行が記述されていることを確認してください。

# Virtual hosts
Include conf/extra/httpd-vhosts.conf

 

次に、VirtualHostディレクティブの設定を行います。

XAMPPコントロールパネルから「Config」→「<Browse>[Apache]」をクリックして、「conf」→「extra」フォルダに移動し、httpd-vhosts.conf を開いてください。

XAMPPコンパネを介さず、直接、ファイルを開いてしまっても構いません(というか、むしろそうしたほうが楽なはずです(笑)。

 

httpd-vhosts.conf を開いたら以下の行を追記します。NameVirtualHostディレクティブは最初から記述されています。コメントアウトされている場合は、コメントを外してください。

NameVirtualHost *:80

<VirtualHost *:80>
DocumentRoot "C:\home\e130"
ServerName e130
</VirtualHost> <VirtualHost *:80> DocumentRoot "C:\home\travel" ServerName travel </VirtualHost>

上の記述では、e130 というサイトと travel というサイトの2つのサイトを定義しています。公開サーバーの運用の際には、e130.○○○.com のようにドメイン名付きで記述しますが、LAN内のみの非公開サーバーとして運用するならこれで十分です。

本来であれば ServerAdminErrorLogCustomLogなどのディレクティブも追加していきますが、ここでは説明しません。

 

あとは動作確認です。

Apacheを稼働させているパソコンのブラウザのアドレス欄にhttp://e130/もしくは
http://travel/などのようにhttp://に続いてServerNameディレクティブで指定した名前を打ち込んでWebサイトが表示されるかどうかを確認してください。

また同様に、LAN内にある他のパソコンから同じように http://(ServerName)/を打ち込んでサイトが表示されるかどうかも確認して下さい。

以上でApacheの基本設定は完了です。

 

php.ini の編集/PHPの設定

次にPHPの設定です。httpd.conf を開き、最下行に以下のように追加してください。以下のAddTypeでは、.phpの拡張子を持つファイルを .html で表示させるように指定しています。

AddType application/x-httpd-php .html

次に、XAMPPコントロールーパネルの「Config」から php.iniを開いてください。php.ini はPHPの設定ファイルです。最低限、記述しておかなければいけないところは以下の2点。

1行目の doc_root(ドキュメントルート)は、httpd.conf 内のDocumentRootディレクティブと同じPATHを指定します。2行目の extension_dir はデフォルトで記述されていますが、c:\xampp\php\ext になっていることを確認しておいてください。

doc_root = c:\home
extension_dir = "c:\xampp\php\ext"

 

以上で、PHPを含むサイトが閲覧できるようになっているはずです。

上で説明してきたことは必要最小限の設定です。ここまでの段階でWebサイトが表示されないという方は他に難しい設定を行おうとせず、まずはここをクリアしてから先に進むようにしてください。

 

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