Paragon Backup & Recovery によるシステムバックアップの概要

前回は、Windows8 から Windows8.1 へのアップデートの手順を説明しました。

バックアップは大きく分けてシステムバックアップデータバックアップの2つがあります。ここでは、Paragon Backup & Recovery 2014 Free によるシステムバックアップの方法について説明していきます。

 

WindowsOSを長く使っているとふとした操作がきっかけで何かしらの不具合が発生し、どうにも回復せずにやむおえず再インストールを余儀なくされる場合があります。

その際、セットアップディスクから工場出荷状態にリカバリーし、必要があればWindows8.1 にアップデートし、初回セットアップの設定、サーバーの再構築、アプリケーションのインストールや設定など、細々した作業を最初からやり直すのは相当な労力時間覚悟が必要です。

特に、作りこまれた環境ほど再構築には多大な労力を要します。

この手間を軽減するために事前に作成しておくのがシステムバックアップ。

すでに作りこまれた環境をそのままバックアップしておけば、バックアップファイルを利用してシステムが不調になる直前の状態まで一気に回復させることができます。

 

ここでは無料で使える Paragon Backup & Recovery 2014 Free を使って説明していきます。もともと僕は、EaseUS Todo Backup Free を愛用していたのですが、

Edge E130の場合、EaseUS Todo Backup Free(Ver6.5)では、ブータブルディスクからのリストアができない!

ということがわかり、やむおえずParagonに切り替えました。なぜ ブータブルディスク(Linix bootable disc)からのリストアができないのか、それは、

E130のハードディスクが工場出荷状態でMBRではなく、GPTディスクに変換されているからです。

MBR(マスターブートレコード)とGPT(GUIDパーティションテーブル)の違いについては説明すると長くなるのでここでは割愛させていただきますが、

簡単にいうと3TB以上のHDDを正しく認識させるにはGPTディスクに変換する必要があるということ。

ところが、E130のHDDは3TBには到底満たない320GBの容量であるにも関わらず、MBRではなくGPTディスクに変換されて出荷されています。これぞ余計なお世話以外の何物でもありません。E130購入前の僕ならMBRであろうがGPTであろうがどちらでも構いませんでしたが、

EaseUS Todo Backup Free の ブータブルディスク(Linux bootable disc)が、GPTディスクを認識しない!となると話は変わってきます。

有料版にすればそれも実現できるのかもしれませんが、少なくともフリー版ではそれが実現不可能でした。つまり、バックアップは取れてもリストアができない。また、Windowsが起動した状態からのリストアも有料版でなければ実行できません。

じゃぁ、GPTディスクをMBRに変換すれば良いということになりますが、残念ながらMBRからGPTへの変換はOS標準で可能でも、GPTからMBRへの変換ができるフリーソフトを僕は知りません

バックアップ&リストアに一切のお金をかけないことをポリシーとするならば、以上の理由からEaseUS Todo Backup Free は現状において却下せざるを得ませんでした。

よって以下では、Paragon Backup & Recovery 2014 Free の使い方について説明していきます。

 

Paragon Backup & Recovery のダウンロード&インストール

それでは、以下の公式サイトから Paragon Backup & Recovery 2014 Freeをダウンロードしてきてください。

2014年版はWindows8.1 にも対応しています。インストールは特に難しいことはないので、説明は割愛させていただきます。

Paragon Backup & Recovery 2014 Freeのダウンロード

 

システムバックアップを行う前の事前準備

インストールは完了しましたか?

Paragon Backup&Recovery 2014 Free を起動させると以下図の画面が立ち上がりますので、「BACKUP & RECOVERY switch to full scale launcher」をクリックします。

 

以下図の画面になったら、「Backup」をクリックします。

 

バックアップウィザードの画面になったら「Next」をクリック。

 

バックアップしたいハードディスクもしくはSSDにチェックを入れます。

E130は工場出荷状態で3つのパーティションが存在し、Windows8.1 にアップデートすると回復ーティションがひとつ増えて、合計でパーティションが4つになります。以下がそのパーティション名。

・WINRE_DRV
・SYSTEM_DRV
・Windows8.1_OS
・Local Disc

システムバックアップでは、上記全てのパーティションをバックアップする必要がありますので、バックアップしたいドライブの1番上の階層のチェックボックスにチェックをいれてください。

また、バックアップ設定を変更するには「Change Backup Settings」にチェックを入れて「Next」をクリックします。

 

「Advanced backup settings」の画面では、バックアップオプションの設定を行います。ここで変更したのは赤枠で囲んだ箇所のみです。

Compression level」は高圧縮の「Best Compression」を選択、「Enable image splitting」のチェックを外すと、バックアップファイルを分割せずに巨大な1ファイルとして作成することができます。他の項目について変更したい箇所があれば任意で行ってください。

 

「Backup destination」の画面では、システムバックアップの保存先を選びます。ここでは、ローカルドライブ(USBメモリ)に保存したいので「Save data to local/network drives.」のチェックボックスにチェックを付けます。

ネットワーク上のドライブ(NAS)に保存したい方も同様です。CD-R、DVD-R、BD-Rに焼きたい方は「Burn the data to CD,DVD or BD」を選択してください。

 

システムバックアップの保存先を指定します。ここでは、16GBのUSBメモリ(Dドライブ)を指定しています。

 

Archive name」の空欄にはバックアップファイル名を記述します。あとから見てもすぐにバックアップファイルだとわかるような名前を付けておきましょう。また、バックアップした日付を入れておくことをオススメします。

Estimated archive size」はバックアップファイルの圧縮後の容量の目安です。高圧縮で約3分の1ほどの容量になります。僕の場合は、約27GBのCドライブが約9GBにまで圧縮されました。

 

 

次に、バックアップに関する補足説明を記述します。

今すぐにバックアップするなら「Back up now」を、スケジュールバックアップするなら「Schedule backup」のチェックボックスにチェックを入れて「Next」をクリック。

 

これまでの設定内容を確認し、「Next」をクリックします。

 

「Completing the Backup Wizard」の画面になったらバックアップウィザードの設定は完了ですが、「Finish」をクリックしてもバックアップは開始されません。

以下で説明する「Apply」(適用)をクリックして初めてバックアップが開始されます。

 

最初の画面に戻ったら、変更を適用させるために「Apply」をクリックします。

 

Apply pending changes?」(保留してある変更を適用しますか?)のダイアログが現れたら「Yes」をクリックします。

 

バックアップの保存先をUSBメモリにした場合は、バックアップに30分~40分ほどかかります(USB2.0の場合)。バックアップが完了すると、以下図のような画面になります。

成功すれば画面右上に「Succeeded」と表示されます。また、詳細ログに「All operations have been finished」と表示されたらバックアップは正常に完了です。

 

以上で、システムバックアップの作業は完了です。

次回は、システムリカバリーをするにあたって事前に必要となるブータブルディスクの作成を説明していきます。

 

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