Samsung Magician の RAPIDモードでSSDの超高速化

前回は、Samsung mSATA SSD 840 EVO のベンチマークテストを行いました。

ここでは、サムスンが用意しているユーティリティソフト「Samsung Magician」というソフトウェアを使ってSSDのさらなる高速化を図ります。

 

Samsung Magician では、超高速化機能RAPIDモード(Real-time Accelerated Processing of i/o Data)を使うことで、ストレージ性能を大幅に向上させることができます。この機能は、執筆時点(2014年3月)では SSD 840 EVO(2.5インチ、mSATA)、SSD 840 PROでこの機能に対応しています。

このRAPIDモードの原理としては、

パソコンの物理メモリの空き容量をキャッシュとして利用することで超高速化を実現しています。

つまり、パソコンの物理メモリ(メインメモリ)の容量も重要になってくるので、できるだけ容量が大きい方が好ましいといえます。因みに、当方の環境ではE130 の物理メモリ容量が8GB の環境でテストを行っています。

 

それではまず、Samsung Magicianをダウンロード&インストールを済ませてください。インストールは難しいところもなく極めて簡単なのでここでは説明を割愛させていただきます。

執筆時点(2014年3月)での最新バージョンは 4.3でした。

ダウンロードはこちらから(Samusung Magician Software)

 

Samusung Magician を初めて起動させたら以下のような画面になります。まず最初に、SSD の「認証」をクリックします。

 

以下のように「正規」と表示されたら自分が使っているSSDが正規版であることを確認できます。

 

正規版と認定されたところで、さっそくベンチマークテストを行っていきましょう。まずは、RAPIDモードを使わない状態でテストを行います。

左ペインの「Disk Drive」タブをクリックして表示された右側の「パフォーマンステスト」の項目のところで「実行」をクリックします。

 

パフォーマンステストが完了すると、計測結果が表示されます。

シーケンシャルReadが552MB/s、シーケンシャルWriteが482MB/s でした。この計測結果は、Crystal Disk Mark で計測したときの値に近い数値がでています。

また、mSATA SSD Samsung 840 EVOの公称値「シーケンシャルRead540MB/s(最大)」「シーケンシャルWrite 520MB/s(最大)」と比較しても遜色のないスピードがでていると言って良いでしょう。

 

次に、RAPIDモードにして計測してみまよう。左ペインの「Rapid Mode」タブをクリックして、右側に表示された「有効にする」をクリックします。

なお、Rapid Mode を有効にした場合は再起動の必要があるので、有効にする前に作業していた内容を保存してから実行するようにしてください。

 

RAPIDモードが有効になったら再起動が開始されます。

 

再起動後、再度パフォーマンステストを実行してみると・・・。

シーケンシャルRead1038MB/s、シーケンシャルWrite803MB/s という驚きの数値が出ました!

 

ここまでくるともはや笑うしかないレベルの速さです。比較のため、E130購入時に内蔵されていた日立製のSATA HDD(HGST HTS725032A7E630)のパフォーマンステストも実行してみました。

以下図、上の数値がRAPIDモードを有効にしたmSATA SSDで、下の数値がE130購入時に内蔵していたSATA3.0 HDD です。

SATA HDDのシーケンシャルRead は95MB/s、シーケンシャルWriteが71MB/s という結果になり、RAPIDモード有効のSSDのパフォーマンスと比べて10分の1以下の速度しか出ていないということがわかります。

 

もちろん、シーケンシャルRead/Writeだけではなく、ランダムRead/Writeも mSATA SSD と SATA HDD とでは圧倒的な差がでています。

しかし、ランダムRead/Write に関してはRapid モードを有効にしたからといって劇的に速くなったというわけではなく、誤差の範囲内での速度向上しか見られませんでした。何度か計測したらまた違う結果がでるかもしれません。

ちなみに、RAPIDモードを有効にしたらWindowsエクスペリエンス インデックスのサブスコアの数値も上がるのかなと思ったらこれは変わりませんでした。RAPIDモードを有効にする前も後も8.1のままでした。

 

「マイコンピュータ」→「管理」から「サービスとアプリケーション」→「サービス」の項目をみてみると、「Samusung RAPID Mode Service」というサービスが「実行中」の状態になっていることを確認できます。

 

以上、RAPIDモードを有効にしたときのベンチマークテストはこれにて終了です。この結果をみてしまうと、もうSATA HDDには戻れないなというのが素直な感想です。

次回は、Windows8 から Windows8.1へのアップデートの手順を説明します。

 

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